専門家の声

未来食は世界に通じる「究極のビーガン食」

NPO法人日本ベジタリアン協会代表、歯学博士 垣本充氏より

つぶつぶ菜食は、伝統的な和食の形態を維持しつつ、栄養的にも充足しており、世界に通じる洗練された「究極のビーガン(純菜)食」だと思います。
かつて、菜食はタンパク質不足を招くと言われたことがあります。
これは全く間違った説で、ハーバード大学医学部栄科のステア教授によれば、ヴィーガン(純菜食)はタンパク質を1日平均83g、ベジタリアン(乳卵菜食)は98g摂っていて、米国成人男性1日あたり72gを大きく超えてタンパク質を摂取しています。

穀物を中心とする日本型の純菜食では、穀類に不足している必須アミノ酸のリジンを豆類で補えば、タンパク質での栄養的な問題は発生しません。

2009年には、米国栄養士会が「適切に献立された菜食(ヴィーガンを含む)はある種の病気の予防だけでなく治療にも有効である。また、入念に計画された菜食は、妊娠・授乳期、乳幼児期から老齢期までのすべてのライフサイクルで栄養的に適切である」と菜食を科学的に支持する論評を公表しています。

〜垣本充・大谷ゆみこ共著「完全菜食があなたと地球を救うヴィーガン」より引用〜